COLUMN コラム
トップページ > COLUMN コラム > 【STAUT】TSC67M–STを解説

COLUMN コラム

  • 【STAUT】TSC67M–STを解説
    2023.01.05

    【STAUT】TSC67M–STを解説

今回は、「TSC67M–ST」のモデルを解説していきたいと思います。
初回STAUTシリーズの中で、スパイラルガイド搭載(左回り)でロッド自体のコンセプトがフロロセッティングでのシェイキング、PEラインでのカバー撃ちセッティングという異端児的存在のロッドです。  
ベースで使用するラインはサンラインのキャストアウェイ1.5〜2号がメインラインに。
そもそもベイトタックルでPEライン?と思われる方も多いかと思いますが、霞水系や利根川水系でカバーを撃っているとベイトフィネスのカバータックルで使用しているフロロ12-14ポンドではウッド系カバーについているバスを掛けても取れないというジレンマからラインシステムの見直しからスタートしたのが開発のキッカケです。   パワーフィネスで良いのでは?という質問も多く頂きますが、ベイトセッティングで行う事で手数や近距離のキャスト精度、レンジコントロールの面でスピニングよりもより高精度にカバー撃ちを展開する事が出来ます。
 
 意外にウッド系のカバーって木の幹周りでフロロ12ポンドとかで擦られると結構ラインブレイクが起きるんですよね。
2022バサクラでもフロロ12ポンドとPE1.5号のラインシステムを使い分けてカバー撃ちというのがメインパターンの一つでした。
  そこでPEにしちゃえば良いんじゃない?っという事でベイトタックルにPEラインの導入がスタートするのですが、問題も多発しました。   まずはティップへの糸絡み。上向きガイドで、ソフトティップのソリッドとかだと糸絡み率が極端に上昇し、キャスト直後やフロッグロッドと違いアクション中は中段〜上段でシェイクして誘う事が多いベイトでのPEゲームなのでティップを下げてアクションするフロッグゲームと違って PEが絡むリスクが高かったんですね。   そして何より「ラインの比重」。フロロラインと違い、ラインに重さのないPEラインなので圧倒的にシェイクがフロロラインに比べてやり辛さを感じるケースや風にラインが持っていかれてシェイクし辛いと感じる事が多々ありました。     そこで、ライントラブルを防ぐと言う意味とシェイクをしやすくすると言う目的で試しにスパイラルガイドセッティングに変えてみたところドンピシャで使用感がハマって行き最終的にスパイラルガイドを搭載する事に決めました。  
 
スパイラルにする事で、グッとシェイクする釣りが快適に。
  そういった一つ一つのトラブルと検証していくと、  
 
○そこそこティップは張りがあるソリッドにすることでティップヘビーのバランスかつカバー回りでのティップが食い付きづらく使いやすく、ライントラブルも減る   ○スパイラルガイドにする事でガイドの重さが下側に来る事で圧倒的にシェイクしやすく、ライントラブルも皆無に。  
 
と言う結論に2020年〜2021年頃に検証が至り、2021年に製品化に向けて開発がスタートしたのがTSC67M–STです。   M表記ですが、ベリー〜バットパワーはカバーで2キロクラスを想定して獲れるパワーがあるのでほぼMHクラスと思って頂いて結構です。     もちろんPEラインでの使用でなくても、フロロラインでの使用も快適でシェイクメインでの「スト系」の釣りにも最高にマッチしてくれて、4-5インチのシャッドテールゲームや10グラム程度のスピナベ、ラバージグ、ヘビダン、フリーリグまでこなしてくれるユーティリティーなロッドでもあります。     話は少し脱線しますが、そもそもパワーフィネスで良いんじゃない?と言う意見も多く寄せられるのも事実です。リザーバーメインにカバーを撃つのと、霞、利根川や新利根でカバーを撃つのにも大きな違いがあると思っていてマッディシャローは圧倒的に撃つべきスポットが多い事が上げられます。   ・アシ ・ウッドカバー ・水ひまわり ・ブッシュ   等上げ出したら止まらないくらい様々なカバーが水中に存在しているのですが、「撃つべきキャスト数」がマッディシャローのフィールドは多いです。そこでベイトタックルの方が手返しや近距離の精度が高いと言うのがメリットの1つ目。     メリットの2つ目は、水深30センチ–50センチといった浅いレンジでのルアーのレンジコントロールのしやすさに有ります。スピニングでのパワーフィネスの際に、ルアーのレンジを水中で落としていく際にどうしてもラインがフリーになり一気にルアーが落ちていくという事もありますがベイトタックルだとクラッチを切ってスプールを抑えながら落としていけば容易くレンジコントロールが出来ます。     ベイトタックルのPEラインセッティングでカバーを撃つ事のメリットはそういった細かい部分ですが、そういったところに非常にメリットを感じました。    
房総リザーバーでは、フリーリグ、ラバージグ、ヘビダン、シャッドテールなどで活躍。
話は開発だったり、ロッドの話に戻り     最後に開発裏話としては、実は同時進行で   1 PEカバータックル 2 フロロラインでのシェイキング、スト系タックル   と実は、番手違いのロッドが2本同時進行で開発が進んでいました。     しかし、途中で①の完成度が高すぎて、フロロラインで使用してもフィーリングも良いという事で②の開発を途中で辞めて①67M–STへのフロロの糸抜け等も修正しながら開発に集中したと言う出来事がありました。それくらい、「ビッ」とこさせるものを感じさせてくれるロッドに仕上がったと思います。     そんな異端児的な67M–STですが、是非機会があったら触ってチェックして見て下さい!     ○TSC67M–ST解説動画   ○STAUTシリーズ5機種紹介動画   ○TEX HP TSC67M–ST  解説ページ  

STAUT TSC67M-ST

  ベイトフィネスPE、シェイキングコンセプト   ◎全長2.01m 標準自重 100g パワー ミディアム グリップ長 225mm 継数 1本 適合ルアー 3-14g 適合ライン8-16lb PE1-1.5号 メーカー希望小売価格 税抜¥45,000(税込¥49,500) JAN 4595120617277
Pagetop